一度は夫になりかけたお見合い相手
日本を代表するタレント、黒柳徹子さん。彼女には夫はおらず結婚経験はありませんが、実は夫として結婚を決めかけた人物が過去にはいたそうです。若い頃、お見合いを経験し、その中から一人の男性と交際に至りました。しかし、黒柳さんはその相手の歩き方が気に入らず、最終的には結婚を断念したのだとか。これにはお母様も「結婚詐欺」と言うほど、お嫁入りの準備を進めていたようですが、結局、黒柳さんの自由な心が結婚よりも優先されたのでした。
大恋愛の末、結婚には至らなかったフランス人ピアニスト
黒柳徹子さんの人生で最も印象的な恋愛は、フランス人ピアニストとの40年にわたるものでした。彼とは来日公演を通じて知り合い、その後、年に1、2回という限られた時間を共に過ごしながら、長く続いた遠距離恋愛を続けました。この関係は、2012年まで続いたとのこと。しかし、両者ともに職を辞めてまで結婚するという決断を下せず、また国際結婚の難しさもあり、結局は結婚には至らなかったのです。残念ながら、このピアニストは黒柳さんの夫になることはなくパーキンソン病により亡くなったということで、結婚せずに終わったこの恋愛は、黒柳さんにとって一生忘れられないものとなったでしょう。
結婚を見直した交際相手の言葉
黒柳徹子さんの結婚観に影響を与えたのは、若かりし頃の交際相手からの一言だと言われています。「結婚ってそんなに面白いものじゃないよ」という彼の言葉に、黒柳さんは大きくうなずき、結婚への考えを改めることとなりました。この出来事が、黒柳さんが結婚に踏み出せなかった一因であると考えられます。また、結婚生活においては、共に生きることの難しさや、夢や仕事への影響もあり、当時の黒柳さんには大きな影を落としたのでしょう。
幸せのかたち
どれほど愛し合っていても、一緒に生きることの難しさや、仕事との兼ね合い、さらにはお互いの生活背景の違いなど、様々な事情が結婚への道を阻んでしまうことがあります。黒柳徹子さんの人生においても、それは例外ではありませんでした。彼女が積み重ねてきた恋愛や人間関係は、多くの人々にとって、結婚だけが幸せのかたちではないことを教えてくれます。黒柳徹子さんの人生から私たちが学べるのは、「自分自身にとっての幸せ」を見つけることの大切さです。そして、それは人それぞれ異なるということ。彼女のように自分の人生を自分の手で切り開いていく勇気と、自己の価値を見出す姿勢は、これからも私たちにとって大きな励ましとなるでしょう。
